2013年
10月
12日
土
ボクの彼女は発達障害: 障害者カップルのドタバタ日記 (学研のヒューマンケアブックス) (2013/09/10) くらげ、寺島ヒロ 他 商品詳細を見る |
広汎性発達障害がある彼女「あお」さんと聴覚障害がある「くらげ」さんの日常を描いたエッセイ漫画です。
はじめにこの本全体から感じたのは「あったかい雰囲気」です。
別のアスペルガー症候群を扱ったエッセイを読んだ時、障害があるせいでこんなに私達は困ってる……という、ともすると非難するような書き方をしていてちょっと閉口したことがあるんですが、この本はまったくそうではありませんでした。
もちろん定型発達の人(いわゆる「普通の人」)に比べれば色々と困難はありますが、それに対し二人で協力しながら試行錯誤して対応し、お互い仲良く付き合っているというのがとても良いなぁと思いました。
漫画を担当された寺島ヒロさんがあとがきで「この本は発達障害を扱ってはいますが『他者との出会いと相互理解』という普遍的なテーマを持った本」(p.155)と述べているのがまた示唆深いものがあります。
自分――これは個人だけにとどまらず自らが属する環境・社会も含む――と他者は別の存在であって、自らの常識は相手に通用しないかもしれないとまず気づき、お互いどう歩み寄っていくか考えていく。これは障害があるかないかという次元を超え、たとえばハラスメントの問題を考える時も含め、常に重要なテーマでしょう。
そんな所にまで思いをはせつつ、かつこの本の本旨である発達障害についても、デート中にこんなことで困ったけどこうした!という色々な具体例から理解を深めることができました。あおさんのかわいさと、くらげさんの真摯な人柄が伝わってきて読後感がとても良いです。
世の中がせわしなくなってくると、色々な場面でともすると少数派の存在がないがしろにされがちですが、多数派が常に正義ではないということを念頭に置きつつ、かといってお互いバトルしてもしょうがないので仲良くやっていきましょうよーという世の中に少しずつでもなることを願っています。それにはまず自分からか。
2013年
8月
18日
日
一人暮らしも十年目に突入するともうそれが当たり前になってしまいますが、ちょっと誰かと一緒に暮らすとはどういうことだろうと思い手に取った本が意外に面白かったので。
「マンガ家」嫁さん「ラノベ家」夫くん(ゆづか 正成,PHP研究所,2013/6)
http://www.amazon.co.jp/dp/4569812546/ref=cm_sw_r_tw_dp_d8fesb0Q0WZ9P
エッセイ本と思いきや以下のように細かい事例を紹介していてまるでハウツー本にも読め、また(一般向けに)かわいらしい絵とテンポのよい進行で楽しみながらサクサク読めました。
・自宅の間取り大公開(仕事場兼用のシェアハウス形式)
・お互い自営業なので財布は別管理(でも共益費部分は出し合ったり、いいことがあったら「おごる会」を開催)
・郵便局や画材屋さんなどの環境的な理由からクリエイターが自然と集まる街が
・野菜や卵などこの10品目を食べてれば病気しらず
……などなど。
同業者だと理解し合えるという点はありつつ、そうはいってもやはり別の人間なのでズレもあって、一緒に暮らすうちにそこを上手くすり合わせていきどんどん仲がよくなってきている……というくだりは素直にいいなぁと。とりあえずお互いに肩もみし合うところがステキでした。
2013年
7月
13日
土
いよいよ本日、夏コミのカタログ発売ということで情報出しです。
サークル運営・裏方検定試験
http://circle-kentei.jimdo.com/
何を血迷ったか検定試験を自分で作ってしまいました。
こういう資格・検定試験って別に名乗るのに資格がいるわけじゃないみたいなので。
レベル別に求められる事項を整理するには、
検定試験というスタイルはなかなか良いなぁと思います。
作ってみて改めて分かったのが 、サークルの運営や裏方というのは
安全衛生から情報セキュリティまでかなり幅広い力が必要となるんだなぁと。
ただ随所で書いてますが、すべてのサークルに全項目が
必要というわけでは全然なく、むしろ団体の性格を無視して
運営・裏方が出しゃばる道具にされるのは怖いと思うので
そこは強調していきたいと思います。
コミケに来るような方にどれくらい求められているかは
はっきりいって謎なのですがね(そのため部数も読めない)。
さてこれから原稿をInDesignにがりがり流し込むおしごとをしてきますー
2013年
4月
30日
火
「ゆゆ式」3話をかれこれ10回は見ています。
普通に見たり、M3の準備や片付けしながらループで見たり(聴いたり?)。
近年は3分アニメというものが出てきて、短い時間の中に
どう詰め込むかというのがギャグ系作品のトレンドになっているかもしれません。
(今期だと「むろみさん」とか)
ただきらら系アニメがあえて3分に参入しないのは、やはり従来通りの長い尺でこそ
表現できるような時間の流れを大事にしているのかもしれません。
このゆゆ式3話は、登場する3人がお互い仲がよく冗談を言いあっているように見えて
そのコミュニケーションは本当に互いを思って頭を働かせ気遣いをしないと
成立しないものだということを表現しています。
(「カラミ」「オチ」というお笑いの用語が出てきたかと思うと、
あえて2人だけの場面を出すことで「楽しいけれど何か物足りない感」を出したり)
ゆずこがボケて唯がツッコミして縁がケタケタ笑う。
その彼女らの様式美は、何回見ても飽きないのでした。
ゆゆ式は原作好きにとっては「アニメになりづらい作品では?」と少なからず
不安に思っていて、事実1話あたりは「うーん…」という部分は無くは無かったのですが
この3話でその不安は払拭されました。本当に良かったです。
# 「ポヨポヨ観察日記」「ゆるめいつ」「てーきゅう」みたいな3分アニメであれば
#10回見たとしても30分ですが、ゆゆ式は10回見ると6時間も見ていることになるというのは
#贅沢な悩みでしょうかね。
2013年
4月
13日
土
5月5日開催のCOMITIA104のカタログが発売になりましたが、その中の「Push&Review」のコーナーでうちの同人誌『同人屋さんのタスクとモチベの管理法』を取り上げていただきました。(ティアズマガジンp.33)
「イチから始める同人ノウハウ」というコラムで6冊紹介されているうちの1冊という感じです。
確かに最近この界隈の同人誌はそれなりにあって、フォントや配色の本など商業化もした例もありますね(タスクモチベ関係はあまりないですが)。
かつてこのコーナーで「同人誌即売会の作り方」というノウハウ本が紹介されてて「あ、こういう感じで評論情報系に参入してみてはどうだろう」とこの道に足を踏み入れるきっかけの一つとなった場所なので、そこに自分の作ったモノが紹介されるのは、やっぱりうれしいもんです。
ちなみにここに紹介されるサークルには事前に「掲載されるからできればサークル参加してね」というお手紙が来たりします。紹介されてるサークルの参加率高いなーと思ってたら、そういうわけでした。
コミティアってこういうコーナーがあったり、頒布部数に対して頂ける感想の率が高いなぁという感覚があったりと、あったかい雰囲気がとても好きです。(コミケのまんレポとはまた違った良さがあるように思います)
そんなこんなで、当日は追加情報を掲載した4ページのペーパーも無料頒布する予定です。
5月19日には関西コミティアに出張してみたり。
そろそろ夏コミに向けて企画を……というお話も出てくる時期ですが、こうしたイベントで英気を養ってまた次に向かいたいですー
2013年
1月
27日
日
生きてれば色々な悩みがあると思いますが、
「適切に」悩まないと身を滅ぼすだけかと思います。
その技法として、今何が起こっているのかを箇条書きに羅列してみたり
してましたが、イマイチ全体像が見えなくてモヤモヤするなどしてました。
…そこについさっきちゃんと導入したのが「マインドマップ」。
数年前に出だしたもので今更遅いよという方もいるかもしれませんが…
もちろん存在は知っていてそれに近いことはやってましたが、
実際ツールも用いて使ってみるとこれがまた有用。
とりあえず今まで箇条書きにしてたのをマインドマップとして
整理してみました。
使ったのは: FreeMind http://freemind.asia/
http://torafue.sakura.ne.jp/data/130127tama.jpg
↑整理した結果(モザイク部分は個人情報保護ですw
いちばんいいなぁと思ったのは、マインドマップ上では
論理的な結びつきとかMECE(ヌケモレないか)とかを気にせず
自由に色々書いていけるということ。
仕事ではどうしても「この要素はこの要素の下にあるべきだ」とか
ガチガチに縛られた形になってしまうところに
「とりあえず書いてみて、もし後で直すなら直してもいいよ
(そのままでもいいよ)」というラフさは、特に「悩み」にフォーカスして
整理するにはとてもいい感じがします。
こいつで頭を整理して、色々乗り切っていきたいなぁと思います。
2013年
1月
26日
土
「たまこまーけっと」が好きすぎるので
まだ3話しか放映してないですが雪のなか京都に来ています。
実は前に巡礼した「けいおん!」の舞台にもほど近く。
聖地巡礼する人の中には、本編に出てきた背景を特定し
できるだけ近いアングルで撮影をするということに注力する方がいて
すごいなぁと思います。
一方、私は写真を撮ることにそこまでこだわりがありません。
(撮ってる姿を周りに見られるがハズカシイというのもありますが…
どちらかというと、現地の雰囲気を味わって
キャラがこの街でどう過ごしているかを感じ取ろうとしています。
こればっかりは、巡礼された方の写真つきブログを見ても分からないことです。
たとえば、たまこさんが高校に登校する際
作中で家のシーンから学校のシーンにいきなり飛ぶとします。
しかし実際には、鴨川を渡って京阪の出町柳駅から
藤森駅まで20分ほど電車に揺られ、降りたら例の橋を渡り
高校に到着するわけです。
それを実際に体験すると、たとえ作中ではカットされていたとしても
たまこさんの日常の中にそれは確かにあるということが分かり
よりキャラが現実味を帯びて感じられてくることになります。
-----
ということで今日まわったところですが、ほぼこの動画を
なぞったような形となるので細部は省略。
気になったところを以下に。
■京都聖母学院
たまこさん達の制服って他アニメのように奇抜ではなく
実際にありそうな落ち着いた雰囲気のだなーと思ってたら
場所のモデルにもなってる京都聖母学院の制服にほぼ近いようで。
実際、藤森駅にいた生徒を見てみるとそのまんまでした。
■うさ湯(錦湯:中京区堺町通錦小路下る)
16時オープンとのことで、時間を合わせて入浴してきました。こういう昔ながらの銭湯は初めてですが、作中同様に昭和の雰囲気が漂い、地元のおっちゃん達でにぎわっていました。
作中では広そうに見えますが実際はこじんまりしていて
お風呂は7~8人も入ればいっぱい。
脱衣所も風呂場も天井は女湯と繋がっているため声も聞こえてきますし、デラさんみたいに飛べれば行き来もできます。
■うさぎ山商店街(出町桝形商店街)
OPでみかんや雑誌がぴょこぴょこ跳ねてるシーンがありますが
商店街にどさっと並べられた野菜や果物、本屋さんも含め
とても鮮やかに目に飛び込んできました。
↑揚げ物屋さんのコロッケ。たまこさん達のように歩きながら頂きました。
↑モデルになった「出町ふたば」の豆餅。甘さひかえめ。
17時頃にいったらもう完売間近で滑り込みセーフでした。
あと商店街は個人商店が多く日曜休みだったりするので注意かも。
こんな感じで堪能してきました。
これからの話数でおそらく今日訪れた場所がたくさん出てくるので
より身近に感じつつ視聴していきたいと思います。
現地を見ることで現実と虚構がリンクできれば妄想するにも有用ですし
そのうち夢にも出てこないかなぁと思いつつ。
とりあえずたまこさんとスキップしてきますー
2013年
1月
02日
水
今年はスローガンみたいに掲げてみました。
■「整理のできる」
頭の整理、部屋の整理。カオスな状態を脱し整えることは
パフォーマンス高く生きていくために重要だと思います。
……が、私はそこがうまくできてない気がします。
オタの特徴なんでしょうが、そのとき興味があることばっかりに
頭がいってしまって全体を把握できてないのではと。
本当はやらなければいけない気がかりなことを
後回しにしている可能性はないかと。
冬コミ新刊で「自分ジャンルコードで生活全体を把握」みたいな
話を書いておいてナンですが、それをうまく実践できるように
していかねばなのかなと。
頭の整理はもちろんなのですが、作業環境が及ぼす影響も
大きなものとなるため、部屋の整理も重要と思っています。
めちゃくちゃな部屋では頭もすっきりしないと。
ちょっと具体的な行動計画にまで落とし込めてないんですが
「週1で振返る時間を設ける」「部屋に物を仮置きせず棚にしまう」
等を考えています。
■「良い変人になる」
私はおそらくは一般の方に比べ色々ズレていると思います。
去年オリンピックがあったそうですがニュースも含め1秒たりとも
見てませんし(まぁそういう層は一定数いるのかもしれませんが)。
ズレを持ったまま一般の方と一緒にいると、雑談の時に
困ったりするなど悪い面も多いです。
しかしそれを甘受してでも、一般の人が思いつかないようなこと、
できないようなこと、人に役立つようなことをやってみたい
というスタンスではあります。
ただ、そのズレは時に人を傷つけたり、常識知らずで
相手に迷惑をかけたりする可能性がある諸刃の剣です。
やはりどこかで冷静な視点を持っておき、「悪い変人」ではなく
「良い変人」になりたい。そう思っています。
一方では変人が生きやすい環境・生きにくい環境というのも
もちろんあって、自分がここにいるべきかと思うことがあります。
まぁ職場の話がそうなんですが、正直今は若いから変でも許される
ところがあり考えるのを先送りしてしまっている側面はあるんですが
5年後10年後を考えるとどうかなぁ……と思っている所です。
ちょっと引続き検討と。
■そんな感じで
今年はやっていければと思います。
引続きどうぞよろしくお願いいたします。
※新年にあたって(サークル版)は1月1日付記事で書きました
2013年
1月
01日
火
冬コミで当サークルのスペースにお越し頂いた方々ありがとうございました!
そしてとらふえ屋を今年もよろしくお願いいたします。
以下にレポ等をお送りしますがどうも長文になってしまいスミマセン……
――コミックマーケット83(3日目)レポ―――――――――――
■完成まで
今回の新刊(すっかり「新譜」ではない)はこちらでした。
『同人屋さんのタスクとモチベの管理法』 http://bit.ly/So679Z
表紙やアンケートも含め色々な方にご協力いただいたので
がんばらねば!と作りましたが、締切一ヶ月前に新しい編集環境として
InDesignを導入するなど、本書の内容に反してなかなか綱渡り(ぉ
秋アニメを追えなくなったりしながらもなんとか無事に完成できました。
■広報
今回はアキバBlogさんの冬コミ支援ツイート企画に応募したり
色々な方にRTいただいたりしました。
またサークルカット、特設サイト、webカタログ等も色々と。
当日広報用としては、ポスタースタンドとして「PO.SU.TA.」を導入。
持ち運び簡単、組み立て1分ちょいと非常に便利。
周りを見るとかなり多くのサークルがこれを使ってました。
A1判ポスターって大きくて目立っちゃうかな……と思ってたら
周りも大判ポスターが乱立。評論島の意気込みはかなりのもの。
■頒布そして完売
無事に開会(今回は本当に準備会に感謝)。ぱちぱち。
評論は後半戦が勝負かなぁと思ってたらとんでもなく、開会直後から評論島は人であふれかえっていました。(他イベントと比べるとその差が際立ちます)
うちのスペースにも多くの方に来ていただきました。
3日目は男性向けジャンルが多いはずなのですが、意外に女性の方も多く。
やっぱり一人が見てると「なんだなんだ」と集まってきますよね。ということで、何人もの方が購入を待っているような状況もたまにでき、てんやわんやで13時前には完売をしてしまいました。そこからは完売お詫びモード。
前回も完売してしまった反省から、今回は2倍の量を用意していたのですが全然持たず。
毎回同じ方向の本を出してれば予想は付きやすいですが、
うちはその都度全然違うテーマの本を出してるので
なかなか頒布数の見積もりって難しいです。
「大量に余ったら帰りにあの最大手のヤマトorゆうパックに並ぶのかなぁ」
と思っていたのでそこはうれしい誤算でしたが、
入手できなかった方には本当に申し訳なかったです。
なお某所で取り上げて頂けるようなお話もいただきましたので
また情報が入ったらお知らせします。
書店委託もそろそろ開始されると思います。
■新刊の内容について
各所で「浅く広く述べました」と書いたとおり、決して今回は
各テーマについて専門的に扱ったわけではありません。
タスクやモチベ管理についてはそれこそ専門書も色々出てますし。
ただ、特に同人活動に特化して「タスクやモチベについては
こういう切り口で整理してみるといいのでは」とまとめられたのは
一つの意義かなとは思っています。
一口に「うまくいかない」といっても「何がうまくいってないのか」が
明確でない場合がありますので、本書で頭の整理をしてもらえると
いいのかなぁと思っています。
――今後の活動について――――――――――――――――――
■企画・編集屋さんとして
今後も引続き、笛については合同サークルの方でやるとして
個人の方では評論情報系でやっていければなぁと思っています。
サイトの方も色々情報は載せてますがちょっと手をかけたいところ。
できれは今回の本のように「今までなかなか体系的に論じられることが無かった分野」
についてうまくまとめていき、少しでも役立つものが作れればと思っています。
たとえば今やオタの恋愛に関する本は多いですが、2008年に
『30歳の保健体育』が出るまでは実はあまりなかったんじゃないかと。
このように潜在的に皆が感じてる「これを論じてくれれば」をうまく顕在化させるのが
企画・編集屋さんの醍醐味ですよね。
■やってみたいこと
今のところは今年こんなことやってみたいなぁとは思っています。
・団体運営について
「はじめての楽団運営」は書きましたが、どうもマニュアルチックで
特に対象とする初心者の方にはとっつきにくいかも?ということで
今回新刊で出したような対話式のものを何かできないかなぁと。
それにあれは楽団だけでなく一般に団体運営について述べてるので
より対象を広くやってみてもいいかなと。
・投稿動画や頒布物がより多くの人に見てもらえるようになるには
制作自体ではなく広報等の側面から論じてみたいですが
そもそも自分もそこまで上手くできてないので、やるとしたら
取材とかしないといけないと思います。
・初心者向けの合奏指導法の動画
実際に演奏をまず流し「ではどういう練習をやれば改善するでしょう」とやるとか。
わざとリズムを間違えて演奏してる人がいてそれに気づけるかとか。
プロ向けのはあるんでしょうが、アマチュアレベルって意外に無い気がします。
その他「なぜゲーム音楽の楽団は多くてアニメ音楽の楽団は少ないか」の時も
自分だけではこんな本はとてもできなかったと思うので、こんな感じで
あるテーマについて詳しい人同士の対談とかも面白そうかなぁと思っています。
実は今回の新刊も、とある友人の発案で作られたものだったりします。
次回作はまだ白紙の状態なので、もし何かアイデアがありましたら
教えていただけると大変ありがたいです。
……ということで長々書いてきましたが、今年もどうか
よろしくお願いいたしますー!
※その他個人的な今年の目標は別記事で書きます
2012年
11月
04日
日
各大学の学園祭がひしめくこの土日(もう少し分散しても
いいんじゃないかと思いつつそれをする機関が無い)、
私も早稲田大学でこんなイベントに行ってきました。
アニソンサミット2012
http://anisami2012.web.fc2.com/
【出演】2 ANIMEny DJs [ミト(クラムボン)/牛尾憲輔(LAMA)]
澄川龍一(リスアニ!),田代智一(作曲家)
MOSAIC.WAV [み~こ/柏森進],marble [micco/菊池達也]
なんとまあ豪華な方々がアニソンについて語るという
このイベントですが、同じ時間帯に他の教室で中原麻衣さんとか
井上麻里奈さんとか豪華声優陣が「別々に」イベントを平行開催してて
本イベントにはアニソン自体や出演者に思い入れのある層が
集まってた感じでしょうか。
そういや同人誌即売会「ワセケット」なるものも近くでやってたりと
こんなに平行開催できるなんて、早稲田のオタ系サークルって
いったいいくつあるんだと少々おどろいたり。さすがマンモス大。
さて、marbleさんが出ているということは、もちろん現在放送中
「ひだまりスケッチ」4期の話題が出てくるだろうなぁと思ってたら
それどころかED曲の生ライブ(CD発売前なのでフルは初公開)まで
あって、それだけでも大満足。
(ちなみにこの曲、miccoさんが寝ながらメロディを考えたそうです)
そしてトークの内容ももちろん充実。これからアニソンを
聴いたり編曲したりする際に参考になる話ばかりでした。
以下、印象に残った部分を一部抜粋します(カッコ内は発言者)。
■1分30秒の尺に合わせるためにどっちを取るか~ED曲の場合(ミトさん)
a)サビをリフレインさせ曲の印象を残す
b)イントロを十分時間をかけ、直前までの本編の余韻を残す
本当はどちらも取りたい所ですが、尺の制限を考えてどっちを取るか
葛藤があるそうです。
ちなみに花咲くいろは後期ED「はなさくいろは」の場合はb)を取ったそうな。
■実際の尺は1分29秒(柏森進さん)
曲前と曲後に0.5秒ずつ空白を入れるので、実際は
89秒で作らなければいけないとか。
1秒を争うOP/ED曲にとって意外と重要。
■サビの着地点(田代智一さん)
古くからのアニソンはサビ最後に作品名が入ったり、そうでなくても
作品にとってキーとなる単語が入ることが多い。
北斗の拳「愛をとりもどせ」の最後の「せ」の音は
1音で終わっておらず「結局愛を取り戻せないのか?」という哀愁を
漂わせる効果を持っていると思われる。
■ZAQさんは最新世代のアニソンクリエイター(ミトさん/澄川さん)
今期、「ひだまりスケッチ」OPの「おーぷん☆きゃんばす」や
「中二病でも恋がしたい!」OPの「Sparkling Daydream」において
作詞・作曲どころか後者は編曲・歌も手がけるクリエイター
「ZAQさん」は要チェック!
茅原実里のライブに感銘を受けたことがきっかけで、独学で作曲を学び
活動を始めたという彼女、今後の展開に期待です。
■その他
かやぴーがキーボード弾きながら
「ここのFisの音がケルト的でファイナルファンタジーでも…」
「菅野よう子さんのこの分数コードの使い方や、高音を上げていく
のではなくベースを下げていくことによって出す浮遊感といったら」
とか楽曲分析をいろいろとしてました。WEBラジオMOSAIC通りのいつもの感じ。
以上、たまにはこんなことも考えて曲を聴きたいなあと思いました。
なかなか音楽やら評論本やら企画ものやら色々な分野に首を突っ込んでると
一つの分野についてじっくり深く考える機会がないので、非常に有意義でした。
2012年
10月
08日
月
今月末のM3で頒布する企画のサイトができましたー
「リコーダーで奏でる吹奏楽名曲集Vol.2」
http://mtrecorder.web.fc2.com/mtrcd-5.htm
合同サークルで、前にやった企画の第二弾です。
前回のM3で来場者アンケートを取ってみたところ、意外にも
吹奏楽曲を聴きたい!ということでこうなりました。
軽やかなマーチからノリノリのポップス系、じっくり聴かせる系など
バラエティーに富んだ内容となっています(好きな曲をやったら結果こうなっただけですが
また古くは1977年、最新は2012年の課題曲をやっており
幅広い年代にも対応しております!
演奏動画は徐々に上げていきますのでよろしくお願いしますー
秋アニメはじまりましたね。ということで私も一曲。
まってました!のひだまり4期です。
さらにかわいくなった宮ちゃん、髪の毛をモフモフしたくなるほどです(?
今期は夏の「ゆるゆり」や「じょしらく」のような日常系統のアニメが
あまり少ない気がしますが(「ゆるめいつ」も終わっちゃいましたし)、
良い作品に巡り合いたいなぁと思います。
2012年
9月
16日
日
ただいま長野県は諏訪湖に来ています。たまにやる突発ぶらりぼっち旅です。
観光を楽しむアベック(死語)や家族連れを見てSAN値が下がるのを
きれいな景色や温泉・食事で相殺する謎な感じにいつもなっています。
ちなみに行くと決めてから知ったのですが、上諏訪はカザマアヤミ氏の
『はつきあい』4話の聖地にもなっていたので、漫画片手にうろうろ。
↓写真はこちらに詳しいので省略。
http://d.hatena.ne.jp/BMCSSX/20110305/1299255748
高校生の初々しいカップルが足湯に入ってゆっくりほのぼの…って感じの原作ですが、
今日は休日なのでにぎわってました。
いつか誰かと二人で来てみたいもんです。
# 全く関係ないですが今日は12/25までちょうど100日!
さて本題ですが、冬コミに向けてちょっくら企画を立ち上げました。
同人屋さんのタスクやモチベの管理法
http://t.co/YerhcfFb
「Todo管理」「休憩の取り方」「仕事・家事・恋愛との両立」
みたいな所が常々気になっていたので、この機会に本にすべく
色々調べてみようかなと思います。
個々の話題であれば書店に行けば類書はたくさんありますが、
同人等の創作活動に特化したものはあまり無いので、うまい感じに
まとめるべくがんばろうと思います。
といいつつ、例えば「【状態4~5】恋人/配偶者いる」
なんかは自分の未経験ゾーンなので誰かの意見を聞きたいなぁと思い
今回アンケートを実施することにしました。
立ち入った質問もありお答えできる範囲で構いませんので
よろしければご協力いただけると幸いですー
(詳しくはリンク先で)
2012年
6月
20日
水
2012年
4月
21日
土
早いものでM3-2012春まで一週間ちょっとですね。
今回、合同サークルでは新作があります。
MTRの3人は同い年(同学年)なんですが、そんな所から子供の時に見てたアニメの話になり
生まれた企画となります。
90年代アニソンアレンジCD 「リコアニ90's」
1.夜の銀ギツネとタヌキ (かりあげクン)
2.不思議の国のスイートミント (魔法のエンジェルスイートミント)
3.Wind Climbing~風にあそばれて~ (魔法陣グルグル)
4.それでも明日はやってくる (NINKU -忍空-)
5.燃えろガリバーボーイ! (空想科学世界ガリバーボーイ)
6.dis- (無限のリヴァイアス)
7.プラチナ (カードキャプターさくら)
8.Driver's High (GTO)
詳細→ http://mtrecorder.web.fc2.com/mtrcd-4.htm
私は「かりあげクン」「グルグル」「CCさくら」を担当しました。
…それにしても、各自それぞれに思い入れがある曲を集めたところ
このような場合によっては王道から外れた?選曲になっていますが
少しでもピンとくる曲があるといいなと思います。
なお、当日はフリースペースということで前回同様
リコーダー3重奏を行う予定です。
鋭意準備中!ですので、お越しの際はぜひお立ち寄りくださいませませー
2012年
4月
07日
土
半年ぶりの投稿動画です。まあ細く長く。
IOSYSさんが手がけられた曲で、なんとまあにぎやか。
この曲のように、男声と女声がオクターブでハモるというのは
そういえばアニソンではあまり聴かない気が。
(男女混じってほのぼのワイワイって作品があまりないから?)
アニメは原作の雰囲気そのままに。
伊御さんの目つきがちょっと悪い(笑)とかはありますが、
毎週ニヨニヨさせていただきます。
2012年
3月
05日
月
さてさて本日のオススメ商品は!(すてまじゃないよ
『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』(谷川ニコ)
http://www.square-enix.com/jp/magazine/ganganonline/comic/watashiga/
掲載誌…というか掲載サイトは「ガンガンONLINE」、
こちら只今アニメ放送中の「男子高校生の日常」も連載されてたりします。
スクエニの日常系作品はアツいです。
さてこの作品はタイトルからしてぶっ飛んでますが、
喪女(もてない女性)である女子高生の日常を描いた作品です。
・長いこと喋ってないせいで挨拶にも反応できない
・休み時間の寝たフリが次第に上達
・「はーい二人組作ってー」→保健室エスケープ
・ぼっち外食中にクラスメイトが入店
…という、喪女というよりは孤女な彼女は
乙女ゲーや声優ドラマCDに夢中。
そんな一方、現実世界でもがんばろうと奮闘するも
見当違いな方向に行ってしまうのが見ていていたたまれず。
(けっこう下ネタが多いのもまたリアル…なのかな?)
喪女板に出入りしている訳ではないので
実際の女性の事は分からず真偽の程は定かではありませんが、
私の様な喪男/孤男の目線からするとあるあるネタばかりで抱腹絶倒。
両板でよく話題にされてる内容に完全に一致しています。
喪男クラスタとしてだけではなく、普通にギャグ漫画としても本当に面白いです。
単行本の他に、サイトから何話か無料で読めますので
ご興味のある方はどうぞー。
■
さて、もう少しどきどきらぶらぶ作品がいい方は
同じようなテーマのこちらを。またもスクエニ出版部門GJ!
『ひとりみ葉月さんと。』(カザマアヤミ)
http://www.square-enix.com/jp/magazine/joker/series/hitorimi/index.html
25歳、恋愛経験が無い葉月さんが「はつきあい」をする作品です。
こちらは既に彼氏さんがいる所からのスタートですが、
「付き合うってどうしたらいいの?」とあわあわしながらがんばる姿が
とてもかわいいです。
かといって恋愛恋愛しすぎずにちゃんと笑える所もあり
(著者はもともと4コマも描かれてたのでその点はソツがありません)
色々楽しめます。
こちらもwebで試し読みができるので、もしよろしければ。
2012年
2月
28日
火
なかなか都合が合わずいけなかったMOSAIC.WAVのライブ「AKIBA-POP √ NICOLLECTION」に行ってきましたー。
場所は六本木のニコファーレ。先月OSTERさんのライブで行ったばっかり。
セットリストや出演者はこちら http://web.mosaicwav.com/article/54179956.html
■全周スクリーン
会場の特徴である全周スクリーンは今回も活用。
OSTERさんの時、曲中はニコ生コメント流れず曲間にだけ流れる仕様でしたが、
今回は曲中にもコメントが流れてました。
曲の盛り上がりに応じた歌詞や絵文字など、総じて訓練されたコメントが多かったのでさほど違和感はなく。
■オータムリーフ管弦楽団さん
弦楽と管セクションは主にオータムリーフさんのメンバー。
「Love Cheat!」はまさに定演でもやってた曲で、今回はついに本家と一緒に。
「AKIBA-POP the Future」は原曲からオケ的な感じですが、最初の弦楽アンサンブルとか、サビ前のブラス部隊の盛り上げとか、これは生ならではという感じで本当に素敵でした。ぱちぱち。
■♪ようじょ、ようじょを超える?もの
「♪ようじょ、ようじょ」の大合唱は覚悟していました(実際2回もありました)。
しかし、まさかサビが伏字セリフばかりな伏字POP「魔法のおしごと」と
タイトルからもう飛んでいる「Hな国の教育事情」が聴けるとは。
前者なんか紺野あずれ氏の漫画「こえでおしごと!」の限定特典曲でアルバムにも入ってないのに。
■デッキブラシのパフォーマンス
幕間でいきなり掃除のおばちゃんがデッキブラシ持ってステージ清掃を始めたので
なんだなんだと思ってたら、なんとブラシを使っておもむろにタップダンスを始めるという演出が。
この方々は「TAP DO」という団体とのことで、余興としてもそうですが本チャンの曲でも踊りを披露するなど、重要な位置を占めていました。
■バンナム開発のペンライト
バンダイナムコゲームスさんが開発したペンライト「ルミコネ http://lumiconne.com/ 」の貸出が今回ありました。
無線機能を搭載しており、指令により全員分の色が一斉に切り替わるしくみ。
曲に合わせてサイリュームを持ち替える手間もなくなり、これはこれでいい感じでした。
(といっても盛り上がる曲はやっぱりUO出したくなりますが)
■ステージなかなか見えない現地民
ライブ慣れしてない立場からの見え方ですが、現地民は明らかにステージ見えないですね。
かやぴーのキーボードさばきとかも全く見られず。この点はニコ生民がうらやましい。
横アリや武道館みたいな大規模会場であれば大画面モニターで補完…となるんでしょうけど、
ニコファーレ自慢の全周スクリーンも、人込みに入ってしまうと下部は見えないという。
まあ現地民はそのぶん皆で盛り上がれていいじゃないかという面もありますけどね。
(もしかして見えなかった部分は後でライブDVDをかってね!という穿った見方もあるのか)
■ボーカルは主役か、主役の一人か
ライブやバンドの性質にもよるんでしょうが、せっかく間奏等でボーカル以外がソロやってるなら
もう少し光を当ててみても…とは思うところはあります。
この点はOSTERさんのライブと非常に対照的でした。
■ニコ生の有料配信
現実的な話になってしまいますが、ニコ生は第1部は48,042人、第2部は34,773人が来場。
各回1,500ptずつ必要な有料配信なので…って計算したらこれはすごい数字に。
(実際のライブ会場はたかだか300人しか入れず、6,000円/人のチケでも配信の7分の1くらいにしか)
…ということで色々書きましたが、個人的には長年の夢だった「片道きゃっちぼーる」と「ふぃぎゅ@」を生で聴けたのでもう大満足でした。
2012年
1月
22日
日
ニコ生で視聴された方もいるとは思いますが、私は現地組ということで
六本木のニコファーレに行ってきました!
2012年
1月
06日
金