15-01. 吹奏楽の雑誌・書籍
15-02. 教則本の利用
楽器がなかなか上達しない、効果的な練習法が分からない……といったとき、一番良いのは講師の先生を呼ぶことです。しかし、もっと手軽に問題解決できないかというときに役立つのが「教則本」です。楽器屋さんに行けば教則本の類いは取り扱っているでしょう。パートごとに最低一冊は持っておきたいものです。
15-03. 部室に置くべきもの
部室には次のものをぜひ置いておき、部員がいつでも使えるようにしておきましょう。
1.楽典 楽語など分からないことがあったらこれですぐ調べる。
2.バンドジャーナル 学校で定期購読をしておくとよい。
3.各種CD・DVD 良い音楽を作るためには目指すべき音を聴かなければなりません。部費で買いましょう。
4.CDコンポ・テレビ 部員みんなで良い音楽を聴きましょう。
5.録音機 自分達の演奏を客観的に聴くために必要です。
15-04. 上手なバンドへの訪問
「バンド全体のレベルを上げたい」場合、部員全員で近所の上手いバンドを訪問する方法が効果的です。
中学生なら上手な中学生バンドへ、高校生なら上手い高校生バンドへ訪問しましょう。まず生徒は「自分と同じ学生なのに、こんなにすごい」とカルチャーショックを受けることでしょう。そして実際の練習法を、細かく教わります。基礎合奏の方法、パート基礎練習の方法、パート練習の進め方などなど、聞いたこ とはすぐメモします。また、上手いバンドにはすぐれた指導者がいます。その指導者の合奏指導法も合わせて学びましょう。
そして学校に帰ったら、教わったことをどんどん普段の練習に生かしていって、上手なバンドへと成長しましょう。それが、訪問したバンドへの恩返しです。
15-05. インターネットの活用
最近ではインターネットがかなり普及していて、吹奏楽に関する情報も数多く得ることができます。各吹連のサイトでは、コンクール出場団体のデータが見られますし、管楽器の演奏法が載っているサイトもあります。パソコン通信時代から比べると、本当に便利な世の中になりました。
本企画ではここまで、吹奏楽についての様々な情報を扱ってきました。しかし、ネット上には吹奏楽指導法に関するすぐれたサイトがたくさんあります。冒頭に指摘したように、音楽には様々な考え方があります。本企画の情報だけこだわるのではなく、様々なサイトを見ていく中で、自分のバンドに適した考え方を探し求めてもらいたい、と私は願っています。